Web制作のヒアリングシートに入れるべき項目16選【テンプレートあり】

Web制作に悩む人

初めてクライアントと打ち合わせするけど、何を聞いたらいいのかな?

ヒアリングはしたことはないし、調べてもイマイチ分からない。

とし

Web制作のヒアリングでは必ず確認しておくべき項目があります。

クライアントが満足できるWebサイトを作るために、
ヒアリングシートを作って初回の打ち合わせをしましょう!

クライアントが満足するWeb制作を行うためには、
要望を細かく確認する必要があります。

事前にヒアリング内容をまとめておくと、
Webサイト制作の目的やスケジュール感が詳細に把握できるので、
その後のWeb制作をスムーズに進められます。

この記事では、初めてWeb制作の案件を受注した人向けに、
ヒアリングシートに必要な項目とヒアリングを行う際のポイントを
解説
していきます。

ヒアリングで重要な項目を厳選したので、
この記事を読んでからヒアリングシートを作成してみましょう!

目次

Web制作におけるヒアリングシートとは?

Web制作におけるヒアリングシートは、
クライアントへのヒアリング内容をまとめたシートです。

初回の打ち合わせでヒアリングを行うことで、
その後の制作をスムーズに進められます。

ヒアリングシートを使用する目的

Web制作でヒアリングを行う目的は、
クライアントの要望を詳細に聞き出すこと
です。

ヒアリングをスムーズに行い、
大切な情報の確認漏れを防ぐためにヒアリングシートは欠かせません。

クライアントの目的や事業内容を理解していないと、
適切な提案を行うことが難しいです。

クライアントにとって大切なのはWebサイトそのものではなく、
Webサイトを作って得られる効果
です。

ヒアリングシートで「誰のために、どんな目的で」
Webサイトを作るのか理解した上で、
はじめてデザインやページ内容などの具体的な話ができます。

ヒアリングを行うタイミング・方法

ヒアリングはWeb制作を開始する前、
特に初回の打ち合わせで行います。

ヒアリング方法には直接話をしながら進める対面方式と、
データを送って記入してもらうデータ形式がありますが、
おすすめは直接クライアントと話す対面形式です。

Web制作に慣れていないクライアントの場合、
記入方法や質問の意図が分からない時に直接質問しやすいからです。

対面の場合はヒアリングシートをもとにクライアントと話をしながら、
1つずつ記入していきます。

Zoomなどのオンラインの場合は、
「これからヒアリングシートをもとに質問いたします」
と伝えてからヒアリングを進めていきましょう。

事前にヒアリングを始めると伝えることで、
クライアントはその後の質問に対応しやすくなります。

何も伝えずにヒアリングを行ってしまうと、
「今の質問はどんな意味があるんだろう?」
と疑問を抱いてしまう可能性があるのでNGです。

Web制作のヒアリングシートに必ず入れるべき3つの項目

Web制作のヒアリングシートに必ず入れるべき
3つの項目を紹介します。

  • Webサイトを制作する目的
  • Webサイト制作にかける予算
  • Webサイトの納期

上記の3つの項目は、1つでも欠けてしまうと
Web制作の進行に大きな影響を与える
ので必ず確認しましょう。

Webサイトを制作する目的

クライアントがWebサイトを制作したいと考える際は、
必ず目的があります。

  • 集客をしたい
  • 商品を購入して欲しい
  • 自社のブランディングをしたい

ヒアリングでは、クライアントがどんな目的で
Webサイトを制作したいのかを必ず確認しましょう。

集客が目的のWebサイトでは、
ユーザーが興味を持てるコンテンツの提供が必要です。

Webサイトから商品を購入して欲しい場合は、
ユーザーの離脱を防ぐために見やすいレイアウト設計や
購入までシンプルに誘導することが大切です。

自社のブランディングをしたいクライアントには、
コンセプトを確認してからそのイメージに沿った
Webサイトを設計していく必要があります。

Webサイトは目的に応じてページ内容や機能、デザインが異なるので、
クライアントが何を目的としたWebサイト制作なのかを深掘りしましょう。

Webサイト制作にかける予算

Web制作のヒアリングでは、
クライアントの予算を確認することも重要です。

「クライアントに予算はいくらですかとは聞きにくい」
と感じる人もいるかもしれません。

しかし、予算を確認しておかないと
具体的なページ数や工数を算出できません。

ヒアリングシートに予算を入れておけば、
どのクライアントとのヒアリングでも必ず予算を確認できます。

クライアントの予算が多い場合、
SEOライティングやSNSマーケティングなどの提案を入れてみましょう。

Webサイト制作以外の提案をすることで、
さらにクライアントの満足度は向上します。

クライアントの要望を達成するために予算が足りないと感じたら、
その理由を丁寧に説明して予算の見直しを検討してもらいます。

ヒアリング時の予算確認は、
クライアントの要望やイメージを具現化するために欠かせない要素です。

Webサイトの納期

Webサイトを制作するためには、納期も確認しなくてはいけません。

Webサイト制作は2ヵ月~3ヵ月程度の納期が一般的ですが、
クライアントによっては急ぎで公開したいと考えている場合があるからです。

納期を確認せずに制作を進めてしまうと、
「いつ完成するんですか?」
と途中で聞かれてしまう可能性もあります。

ヒアリングでクライアントの希望納期を聞いて、
対応可能かどうか判断しましょう。

予定が立て込んでいて希望納期に納品が難しい場合は、
無理に引き受けずに納期を交渉します。

クライアントにとって満足度の高いWebサイトを制作するためには、
余裕を持ってスケジュールを組むことが大切です。

Web制作のヒアリングシートテンプレート【16項目】

Web制作のヒアリングシートテンプレートには、
以下の16項目を入れましょう!

  • サイトの種類(コーポレートサイト・LP・EC・個人ブログ・個人サイト)
  • 新規制作か、リニューアルか
  • 事業内容
  • サイトを作る目的は?
  • サイトはどの年代や性別の方に見てもらいたいか
  • 強み・特徴などのポイント
  • 競合サイト
  • テーマカラーやサイトに使いたいカラー
  • サイトのデザインイメージ
  • 参考サイト
  • 素材は用意しているか(ロゴや写真・テキスト)
  • サーバーやドメインの有無(ない場合はサポートが必要かどうか)
  • 運用SNSはあるか
  • お問合せ先(電話番号またはメールアドレス)
  • 予算
  • 希望公開日

この16項目を入れることで、
クライアントの目的、予算、納期を全て網羅できます。

また、素材の提供、サーバーやドメインの有無なども確認できるので、
後日対応範囲などの意見が食い違ってしまう心配もありません。

クライアントにとっても、予算内でどこまで対応してくれて、
いつまでに完成するか把握できるので安心して依頼できます。

Web制作のヒアリングを行うときの3つのポイント

Web制作のヒアリングを行うときは、以下のポイントを押さえましょう。

  • 事前にわかる情報は調べておく
  • 相手にメインで話してもらう
  • 積極的に提案する

特にWeb制作のプロとして積極的に提案すると、
クライアントからの信頼獲得につながります。

事前にわかる情報は調べておく

事前にわかる情報を調べておき、
「~ですよね?」と言える状態でヒアリングを行いましょう。

  • 事業内容
  • 代表者の氏名
  • 市場背景
  • SNSの有無

上記は、どれもヒアリング前にインターネット上で調べられます。

デザインやページ内容のヒアリングを行う際に、
事前に相手の情報があるとイメージを共有したり、
抱える問題を深掘りしたりしやすくなります。

相手にとっても、
何も知らないWeb制作者からヒアリングを受けるよりも、
事業や市場の背景を調べてきてくれた方が好印象
になるでしょう。

ヒアリングの要所で、
「顧客層が50代以降なので、文字が見やすい設計にしましょう」
「競合他社はこういうサイト設計になっています」
などと伝えられるとベストです。

相手にメインで話してもらう

ヒアリングでは、とにかく質問をたくさんして
相手に話をしてもらいましょう。

僕の経験では、自分:クライアント=2:8くらいが理想です。

相手の話は多ければ多いほど、得られる情報も多くなりますよね。

実際にクライアントに質問をたくさんした結果、
Webサイトのデザインを重視していることが分かり、
納得のいくデザインを提供できたことがあります。

相手のことを知るためには、相手の話を多く聞くのが一番効果的です。

相手も話をしていくうちに、
自分では気がつかなかった要望に気づいたり、
抱えていた問題を可視化できたりすることもあります。

例えば、質問を続けていくうちに
集客に悩んでいることが分かったとします。

その場合、サイトの提案だけでなく
WebマーケティングやSEOを提案することで、
抱えていた悩みを解決できるでしょう。

積極的に提案する

ヒアリングでは話を聞くだけでなく、
積極的に提案することも重要です。

なぜなら、クライアントはサイト制作に関しては初心者だからです。

例えば、参考サイトとして提示してもらったサイトが、
クライアントの事業や提供するサービスと合っていないこともあります。

その際は、積極的にデザインの提案を行いましょう!

「このサービスのターゲット層ならこちらのデザインが好印象ですよ」
と伝えると、クライアントからの信頼獲得につながります。

クライアントのイメージを汲み取ることも大切ですが、
プロのWeb制作者としてよりよい提案をすることはそれ以上に大切
です。

Webサイトは、クライアントの目標を達成するために制作していきます。

その目標を達成するためには、
クライアントと互いに意見を出し合っていく必要があります。

Web制作者のプロとしての提案は、
クライアントの目標達成を実現するために欠かせない要素です!

Web制作のヒアリングシート作成におすすめのツール

ヒアリングシート作成におすすめなのが、マインドマップツールです。

マインドマップツールは、
1つのテーマを軸にアイデアや情報をツリー状に配置できます。

一度入力した情報は簡単に移動したり階層を変えられるので、
会話で得られた情報をまとめるのに最適です。

上記は、僕が使っているマインドマイスターというツールです。

・マインドマイスター
https://www.mindmeister.com/?r=943832

僕は月額540円で使用していますが、
無料版でも十分使えるのでおすすめですよ!

以前はXmindというツールを使っていましたが、
クラウド型で全デバイス利用できるマインドマイスターに変えました。

作成したマインドマップはURLを共有できるので、
そのままクライアントと情報共有できるのがメリット
ですね。

閲覧だけでなく、共有者が直接編集することもできるので、
クライアントに直接シートを入力してもらうことも可能です。

全デバイスで使えるので、場所を問わずに情報が共有できます。

僕はよく旅行に行っていますが、
どこにいてもマインドマップを共有できるので助かっています。

まだマインドマップを使ったことがない人でも、
無料なので気軽に試せるでしょう。

文字だけでなく画像も貼り付けできるので、
デザインイメージを共有する際も便利
です。

無料でマインドマイスターを使い始めたい場合は以下から登録できます。
ぜひ活用してみてください。
https://www.mindmeister.com/?r=943832

【まとめ】ヒアリングシートを活用してクライアントの目的に合ったWeb制作を行おう

Web制作では、初回の打ち合わせにヒアリングシートを用意しましょう。

ヒアリングシートを用意しておくと、
目的、予算、納期などの重要な項目を確認できます。

また、事業内容、デザインイメージ、サーバーやドメインの有無など、
確認が漏れやすい項目もしっかりと確認できるので、
クライアントと意見の相違がなくなります。

ヒアリングを行う際は下調べをしっかりと行い、
できるだけ質問して相手の話を聞くようにしましょう。

相手の話が多いほど、
得られる情報が増えるので提案できる内容も増えます。

相手はWeb制作に関しては初心者なので、
目標達成のためには情報を基にプロとして提案をすることも大切です。

初めてヒアリングシートを作成する人や初回打ち合わせをする人は、
不安や心配ごとが多いでしょう。

僕はWeb制作初心者向けに、
ヒアリングの進め方やヒアリングシートの項目などの情報を発信しています。

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